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  • 執筆者の写真thinqand

あなたのためを思って言っているんだよ

いよいよ定期テストまで,あと数日。

定期テスト間近になり,みんな本腰を入れて学習を進め始めています。


これまでの,若干,受け身の勉強から能動的な勉強に変化すると,いろいろな科目のわからない箇所が一気に浮き彫りになってきます。


質問や指導が多くなり,バタバタする瞬間もありますが,嬉しい悲鳴です。


「だから,もっと早くから準備しておけばよかったのに・・・」と思ったりしますが,「今のその気持ちを忘れないで!」と,念を送るだけに留めています。




さて,守山至貴さんの『あなたを閉じこめる「ずるい言葉」』というタイトルの本を最近読みました。


私自身も,つい何気なく言ってしまっている言葉が多く掲載しており,ハッとすることがありました。その中のひとつが次の言葉。


「あなたのためを思って言っているんだよ」


こんなにあなたのことを思って言っている私の判断がまちばっているわけがない,という心理がにじみ出ています。「あなたのため」だからこそ,「あなた」に納得してもらう必要がない,一方通行の言葉にも聞こえます。


この言葉を言われた「あなた」にとっては,あなたの行動をしばろうとする言葉に聞こえるかもしれません。


どうしてあなたのためになるのか,あなたが納得できる必要があるわけで,それには十分な時間の対話が必要です。今は定期テスト勉強に追われてバタバタしていますが,これが終わったら,じっくり対話してみることも必要かもしれません。


今回のテストの結果の話なのか,志望校の話なのか,将来の仕事の話なのかはわかりませんが,余裕を持ってテスト勉強に取り組むことが,どうして「自分のため」になるのか,腰を据えて話し合ってみてはいかがでしょうか。(意識しておかないと,テスト勉強が終わるや否や,すべてから解放されて,いろいろな思いをすっかり忘れてしまいます。)





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