親御さんとしては,子どもが勉強をすることを望むのは当然のことだと思います。でも,家だとほとんど,いやまったく勉強しない子もいます。
家で勉強しない「けれど」学力が高い子の場合,中学校や塾にいる間に,やるべきことをすべて済ませているケースがほとんどです。家は休む場所,塾や中学校は勉強する場所と区別し,実際に行動できています。
問題は,家で勉強しない「から」学力が低い子の場合です。「家で復習すれば身につくのに!」「コツコツ覚えていけば,テストの点が上がるのに!」
でも,家で勉強しません。
結局,「学習時間を確保するために学習塾に通う」という理由で通塾するケースが,一定の割合で存在しているような気がします。
もちろん,効果は出るでしょうが,理想は,「塾でしかできないこと(質問や先取り学習,難問の解法など)は塾で取り組み,家でできること(既習内容の復習や暗記)は家でやる」です。
「家でできることを塾でやる」のは,コスパが悪いと思いますが,この言葉が響く子と響かない子がいるのも事実。
結局,習慣的に家庭学習をやるきっかけ(動機)が生まれるのは,テストの直後なのかもしれません(子どもたちの心が良くも悪くも一番揺れ動くので)。ちょうど,6月の確認テストの返却が始まっている時期かと思います。結果を受け止め,夏休みの学習の燃料にしていけたら!
まずは,夏休み初日に,机まわりの整理整頓をしてみることをおすすめします。

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